九州発の通販餃子「餃子の王国」とは?国産材料にこだわった冷凍餃子を食べてみた!

箸で摘んだ「黒豚生餃子」 冷凍餃子

餃子の通販は、いつの間にかすっかり世の中に浸透しました。「お取り寄せ餃子」という言葉もごく普通に使われていますし、さまざまな企業や人気店が通販を行っています。

日々是餃子編集部としても、ぜひ通販の世界を掘り下げていきたいところ。そこで第一弾として「餃子の王国」というブランドに注目しました。

餃子の王国とは?

「餃子の王国」は熊本にある双和食品工業という会社が運営する通販事業。通販を始めたのは2000年からだそうですが、同社の歴史はもっと古く、創業は昭和42年とのこと。つまり餃子作りに携わって50年以上の老舗ということになります。

公式サイトには「黒豚生餃子」や「しそ生餃子」などさまざまな餃子ラインナップが並び、さらに野菜や肉などの材料は「すべて国産」とも書かれています。

餃子の王国公式サイト
↑餃子の王国公式サイト。餃子だけでなく点心、一品料理、フルーツやスイーツなどまで販売しています

餃子に使われているキャベツ・にら・しそ・しょうが・にんにくなどの野菜はすべて熊本産、さらに豚肉も九州産の豚肉を使用しており、「黒豚生餃子」については希少性が高い純粋黒豚(バークシャー種)を100%使用とのこと。

「これは期待できるのでは…!?」

そう感じた編集部は、さっそく何種類か餃子を取り寄せ、試食会を開いてみることにしました。取り寄せた餃子は以下の5つです。

・黒豚生餃子(15個) 712円
・にんにく10倍黒豚生餃子(15個) 734円
・しそ生餃子(15個) 669円
・ひと口生水餃子(20個) 864円
・国産手羽餃子(4本) 756円
※価格はすべて税込み
餃子の王国の箱
↑オリジナルキャラが描かれた箱で届きます。かわいいですね
餃子の王国の緩衝材
↑緩衝材(?)にもオリジナルキャラが。ほっこりしてしまいました

それではさっそく、試食してみましょう!

黒豚生餃子|まずは餃子の王国の看板商品から!

餃子の王国の「黒豚生餃子」

届いた5種類を「どういう順番で食べるか」で考えると、やはりトップバッターは餃子の王国の看板商品でもある「黒豚生餃子」でしょう。

使用されている肉が「黒豚100%」という贅沢な餃子で、黒豚ならではの旨味と甘味が楽しめるのだとか。これは楽しみです。

調理は簡単で、一般的な冷凍餃子と同様、凍ったまま焼き始めることができます。

油を引いたフライパン
↑まずはフライパンに油をしき、よくなじませます
フライパンに並べた「黒豚生餃子」
↑油がなじんだら弱火にして餃子を並べます。

基本的にここまでの手順は、スーパーで売っている大手の冷凍餃子とさほど違いはありませんね。ただここから先がポイントで「熱湯を入れて」フタをする必要があります。

蒸し焼きにしている「黒豚生餃子」
↑ちなみにお湯をかけるときは、餃子の表面についている粉を洗い流すようにかけると、羽根がうまくできるのだとか
水分をとばしている「黒豚生餃子」
↑約4分ほど蒸し焼きにしたらフタをとり、水分が少なくなるまで焼き続けます
焼き上がり直前の「黒豚生餃子」
↑上手に焼けてきました!餃子の皮の中で、肉汁もグツグツしています…!
フライパンに皿をかぶせる
↑羽根がパリッと焼けたら、お皿をかぶせて…
「黒豚生餃子」の焼き上がり
↑ひっくり返せば、完成です!さっそく食べてみましょう!
箸で摘んだ「黒豚生餃子」

ひと口食べてみたときの第一印象は「皮のパリパリ感がすごい!」というものでした。

パリパリというかザクザクというか、そんな歯ごたえがあって香ばしく、かじった瞬間に「おお~!皮がいいね!」と声が出てしまいました。

具については「間違いないおいしさ」といったイメージ。何かがガツンとくるようなインパクトがあるタイプではなく、「万人がおいしいと思う餃子」といったイメージです。

おそらく野菜も肉もいいものを使っているからだと思うのですが、味わいとしては上品。正直なところ、何かがガツンとくる旨さを期待していると「あれ…?」という感想を持つ人も多いかもしれません(実際、編集部もそうでした)

ただ、念のため比較用として用意しておいた大手の冷凍餃子を焼いて食べてみたところ…。「あ、全然違う!」というのがわかりました。

大手の冷凍餃子もおいしいのですが、やはり「冷凍餃子」というカテゴリーとしてのおいしさです。しかし黒豚生餃子は、手作り感のあるおいしさ。お店で食べる餃子の味です。これが自宅で食べられるのは嬉しいですね。

しそ生餃子|香り最高!編集部としてはこれがNo.1!

餃子の王国の「しそ生餃子」

次に焼いてみたのは、「しそ生餃子」。

その名のとおり餡にしそがたっぷり入っているという餃子で、しそは熊本産です。

水分をとばしている「しそ生餃子」
↑調理手順は「黒豚生餃子」と同じです
「しそ生餃子」の焼き上がり
↑今回の焼き目もばっちりですね

さっそく食べてみると…。

編集部員から「うわぁいい香り!おいしい!」という声が次々に上がりました。

しそがたっぷり入っているからか、かなりしっかりと「しそ風味」を感じることができます。この香りが餃子にとても合っており、編集部としては「むしろこのくらいしっかり香りがあった方がいい」という印象でした。

ちなみに今回、5種類すべて試食したあとに「どれが一番好きか」という話をしたところ、最も多かった答えはしそ餃子。しそ餃子の世界を掘り下げてみたくなりました。

ひと口生水餃子|もちもちした皮がおいしい!

餃子の王国の「ひと口生水餃子」

餃子といえば、焼き餃子がすべてではありません。水餃子推しの筆者(編集部saito)としては、これもまた楽しみです。

「ひと口生水餃子」を茹でる
↑水餃子の調理は焼き餃子よりもずっと簡単。茹でるだけ!です
茹で上がりの「ひと口生水餃子」
↑商品名のとおり、水餃子はかわいいひと口サイズ

常々、水餃子のおいしさは「皮のおいしさ」だと思っているのですが、この水餃子も同様。つるりとした舌触りで、噛むとうどんのような歯ごたえを楽しめます。

今回のように茹でて食べるのもいいのですが、もしかしたらこれはスープ餃子の方が合うかもしれません。鍋の具にするのもいいですね。

国産手羽餃子|食べ応えのある贅沢な一品

餃子の王国の「国産手羽餃子」

「手羽餃子」とは、鶏肉の手羽先の骨を抜き、そこに餃子餡を詰めたもの。宮崎県の名物としても知られています。

この商品は焼いても揚げても、蒸し焼きにしてもいいという一品。今回はじっくりとフライパンで焼いてみました。

これはもう「贅沢」の一言に尽きますね。

鶏肉の食べ応えと餃子餡のうま味が一体となり、ビールがすすみます。焼いても美味しかったのですが、これは揚げて皮をカリカリにした方がよりおいしいかもしれません。おそらくビールがどんどんなくなるはずです。

にんにく10倍黒豚生餃子|これが意外にジャンクじゃない!

餃子の王国の「にんにく10倍黒豚生餃子」

最後に食べたのは「にんにく10倍」の黒豚生餃子。「にんにく10倍」という言葉にインパクトがありすぎるため、少々怖がりながら食べてみたところ…。「10倍」のインパクトは、いい意味で裏切られました。

「かなりジャンクな味かも」と思っていたのですが、決してそんなことはありません。もちろんにんにく風味はしっかりとあるのですが、それだけが突出しているわけでもないのです。

あくまでも餃子としてのまとまりがあって「え?これ美味い!」と声に出してしまいました。にんにくも国産(熊本産)にこだわっているそうなので、にんにく自体のおいしさがあることが大きいのでしょう。

ビールのつまみなら、スタンダードの黒豚生餃子よりもこっちの方が合いそう。もちろん、にんにく好きな人には間違いなくおすすめできる一品です。

試食会の感想

「黒豚生餃子」の焼き上がり2

…というわけで、5種類すべてを味わってみました。

総じて言えるのは「本格的なおいしさがある」ということ。すでに触れているとおり今回の試食会では大手の冷凍餃子も比較用に用意したのですが、比べてみるとかなりはっきりとした違いがありました。

もちろん大手の冷凍餃子もおいしいのですが、ちょっと特別なときには「餃子の王国」を選ぶのも大いにアリ。

編集部としては「しそ生餃子」がお気に入りでしたが、もちろん看板商品の「黒豚生餃子」も間違いないおいしさだし、「にんにく10倍」もおすすめ。

いろいろなラインナップがあるので、食べ比べをするのも楽しいのではないでしょうか。

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