「推し」餃子、ありますか?

各社の冷凍餃子 餃子コラム

編集部のスエヨシです。

私はこの度、「ランキング探偵団」というランキングメディアにお邪魔し、冷凍餃子の食べ比べ検証にご協力してきました。

気になる食べ比べの結果は・・・?ランキング探偵団の冷凍餃子比較検証記事をぜひ読んでみてください。

冷凍餃子ってほんとうに千差万別、中には「これ餃子なんだ!?」というようなものもあり、餃子の奥深さと魅力を改めて感じました。

今回は、こんなにたくさんの商品が販売されている餃子の個性や、私たちそれぞれの「好み」について考えてみました。

「みんな大好き!」だけど「私だけ」が好きな餃子

餃子って、みんな大好きですよね。

「餃子メディアやってるんだー」と話すと「私(ぼく)餃子めっちゃ好きなんですよ!」と返ってくることがほとんどです。

そこで「どんな餃子が好きですか?」と聞くと、少し意外そうに「どんなのって…?うーん…まあ強いて言えば、モチモチ食感のやつですかねぇ…」と答えてくれます。

すかさず「厚めの皮でモチモチってこと?野菜は多め?少なめ?肉汁たっぷりがいい?香辛料はどう?」と質問すると、戸惑いつつも、次の瞬間には目の奥をキラッと光らせ「皮は厚めですね。あ、肉々しい、ガツンとくるタイプが好き!野菜はキャベツより白菜派です。あとは・・・」と、出るわ出るわ。

それほどたくさんの人に聞いたわけではありませんが、みなさん確実に、自分が思うより細かい好みをお持ちです。

あえて口に出す機会がないほど、生活に溶け込んだ、なじみ深い食べ物だといえるのかもしれません。

イデアとしての餃子

突然、小難しい話で恐縮ですが、「イデア」というのは「概念」のことです。

よく例に出されるのは、「犬」です。

「犬」と聞けば、「ああ犬ね」と思い浮かべるけれど、それぞれが思い浮かべた犬のディティールは全然違います。違って当然です。

白いモフモフした小型犬かもしれないし、黒くてシュッとした狩猟犬かもしれない。

それぞれが好きな犬は全然違っても、「犬が大好き!」という人はとても多いですよね。

イデア=概念としての餃子も、これと同じだと思うのです。いや、もしかしたら犬よりも幅広く、細部にまでわたるかもしれない。

「餃子が大好き!」と言っている私が好きなのは、スーパーで売っているお徳用の冷凍餃子で、「私も大好きです!」と言っている日々是餃子編集部Hが思い浮かべている餃子は、行きつけのお店の水餃子だったりします。

みんなの心にさりげなく、しかし確実に存在している「好みの餃子」。

「みんなの好みの餃子」が集まり、その集合体が餃子の美味しさのイメージを豊かにし、概念としての餃子の幅がどんどん広がっているのかなぁと思うと、なんだか「宇宙」を感じます。

好きな餃子を見つける喜び

ご存じのとおり、餃子は「焼き餃子」「水餃子」「揚げ餃子」「蒸し餃子」「餃子鍋(煮)」など、ほとんどすべての調理法に順応できる拡張性を持っています。

調理法だけでなく、餡(あん)のバリエーションは、エビやホタテなどの海鮮系、ショウガや黒コショウなどの香辛料系、チーズやトマトなどの洋風アレンジ系、・・・もはや無限です。

肉と野菜を小麦粉でできた皮で包む、というシンプルな構成ゆえの応用力と、アレンジに耐えうる強さが餃子にはあります。

私は、餃子のこういう強さ、しなやかさも含めて、餃子が大好きなのだと思います。

前述の「ランキング探偵団」さんの検証では、10種類の餃子を食べ比べました。

日々是餃子で取材をした味の素冷凍食品株式会社「ギョーザ」が堂々の1位でしたが、他の餃子もみんな個性的で美味しく、それぞれのメーカーのたしかなコンセプトを感じました。

「私だけの餃子」がある人も、これから見つける人も、楽しく美味しい餃子ライフを!

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