こんにちは。「日本人はもっと水餃子の魅力に気づくべき!」をモットーとしている、日々是餃子編集部のサイトウです。
皆さん、水餃子好きですか?
おそらく「好きとか嫌いとかの前に、そもそも食べる機会が少ないんだよな…」という人が多いのではないでしょうか。一般的な町中華の場合、餃子=焼き餃子ということがほとんどで、水餃子を置いているところは少数派。食べる機会がないという状況には、うなづけるものがあります。
しかし、だからこそ…!
「水餃子を食べに行く」ことを目的にしてもいいのではと思うのです。名店の水餃子を食べてみればきっと、そのおいしさがわかるはず。
…というわけで、今回編集部がご紹介したいのは、東京・新宿にある中華料理店「隨園別館(ずいえんべっかん)」。このお店の名物の一つが水餃子なのです。

このお店の情報を検索すると、たくさんのサイトで言及されているのが「タモリさんもここの水餃子がお気に入り」ということ。このエピソードは「隨園別館を紹介するブログのほとんどに書かれている」と言っても過言ではありません。
食通として知られたタモリさんですから、この情報だけでも期待できますよね…!
一応この話が本当なのか調べてみたところ、公式サイトに以下のような一文がありました。
「新宿アルタで~中略~毎週平日の12:00~13:00に生放送されていたバラエティ番組の司会者もハマった⁈」
こんなのもう、タモリさん以外ないですよね(笑)
ではさっそく、ここのお店の水餃子を紹介しましょう。

ご覧のとおり、隨園別館の水餃子は具がぎっしりと詰まった、ボール状のカタチが特徴。
1人前10個で990円です。
「10個!」という部分にひるむかもしれませんが、1人でペロリといけます。
卓上には、「水餃子用のたれ」が入った土瓶がデデン!と置かれています。餃子のたれが置いてある店は日本中にあると思いますが、ここにあるのは「水餃子のたれ」です。水餃子専用です。
これだけでもこのお店が水餃子にこだわっていることが感じられますよね。

このたれを小皿に注いで、水餃子にたっぷりとつけてかじると…。

まず感じるのは、このボール状に成型された肉餡の食べごたえ。皮の中にぎっしりと詰まっており、挽き肉をよくこねていることがわかる質感ですね。
味わいとしてはけっこうあっさりめです。ガツンとくるニンニク系の餃子を食べ慣れている人にはちょっと物足りなく感じるかもしれませんが、おそらくこれが本場の水餃子なのでしょうね。食べ飽きることがないので、それこそ1人前10個もペロリです。
皮の食感はツルリとしていますが、合わせ目のところは分厚いのでモチモチ。皮の存在感もしっかりと感じる水餃子です。炭水化物の比率的に、これはもう食事として完成していますね。
よく「中国では餃子を単体で食べる。日本のようにおかずとして食べるようなことはしない」という話を聞きますが、ここの水餃子を食べると納得です。これはもう単体で食事として成立しており、むしろご飯は合わないでしょう。
餃子好きとしては、たまにはこういった「本場の餃子」を味わって、原点を感じておきたいですね。
ちなみに隨園別館は、いわゆる「町中華」ではなく、本格的な中華料理店です。
そのためメニューには本格的な中華料理がずらりと並んでいるので、餃活はもちろん、ちょっとした宴会・歓送迎会にも最適。

本格的な中華料理と水餃子を味わいながら、タモリさんと「笑っていいとも!」の思い出話をするのもいいのではないでしょうか。